天なびコラム
第5551話
2016年01月08日
干して食べたい
乾燥させることで魅力が変化する食材は色々あります。
魚介類に果物に野菜に、他にも挙げられるでしょうか。
しかし、この秋冬は上手に干すことができないと、親戚の集まりで皆が口を揃えていました。
乾物や干物ですが、水分を取り除いて保存性を高めることが目的のひとつです。
また、渋柿を干すと甘くなるなどといった知恵は、本コラムでもいくつか登場しているかと思います。
柿を例にすると、最高気温が連日15℃を下回ることが干す目安と言われています。
年末年始の帰省で干し柿を楽しみにしていましたが、この境目に阻まれて口にできませんでした。
暖冬の影響がここにも及んでいた、というのが私の感想です。
ところで、柿に含まれる渋み成分を「タンニン」と呼ぶことは知っていましたが、別の呼び方があることを最近知りました。
その名も「シブオール」。
…これは忘れない自信があります。
執筆者:えのきー