天なびコラム

第6636話

2018年12月28日

よい新年を迎えるために

今年も残すところあとわずかとなりました。
お正月もすぐそこですが、新年を迎える準備はできましたか?
門松やしめ飾り、鏡餅などのお正月飾りは、一般的に今日28日までに飾るのが良いとされています。
なぜ今日までかといいますと、29日は「二重苦」につながることや、30日は旧暦では晦日(みそか)と呼んでおり、月の最後を意味するため飾る日には適さないと昔から言われています。31日も「一夜飾り」といって歳神様を迎えるにあたり急いで準備することは失礼とされています。ですので準備がまだの方はお早めに。
ところで、お正月飾りの意味をご存知でしょうか。実はそれぞれにきちんと意味があります。
家の門などに飾られる門松はお正月にやってくる歳神様への目印となり、しめ縄やしめ飾りは魔除けになるとされています。また、鏡餅は歳神様へのお供え物で、円満に年を重ねるという願いが込められています。
最近は昔に比べるとお正月飾りを見かけることもめっきり少なくなった気がしますが、日本の伝統的な風習ですからきちんと意味を理解したうえでこれからも大切にしていきたいです。
今年も一年無事に過ごせたことに感謝して、新しい年を迎えたいと思います。
皆さんもよいお年をお迎えください。


執筆者:まる