天なびコラム

第6651話

2019年01月12日

加湿空気清浄機のレビュー

昨年の夏頃から温湿度計を室内に置き始めました。
天気を扱っている人間にもかかわらず買うのが遅いぐらいなのですが、ひとまずお手頃価格で買える小型のものを購入しました。
そして設置後初の冬を迎えて数字を見ると、湿度が20%台にまで落ち込むことがしばしば。
これはマズいと加湿器の購入を検討した結果、新春セールで値下がりしていた加湿機能付きの空気清浄機を選ぶことにしました。

暑さ寒さの感じ方は、温度だけでなく湿度も影響するのはご存知の通りです。
同じ暑さでも、天気予報では「カラッとした暑さ」と表現することもあれば、「ジメジメした暑さ」と伝えることもあります。
快適に過ごすのはもちろん、健康を保つためにも湿度調節は大事です。
乾燥し過ぎるとウイルスが活発になり、逆に湿度が高過ぎるとカビやダニが繁殖しやすくなります。
個人差はありますが、適正湿度はだいたい50%程度といわれることが多いです。

では、この加湿空気清浄機でどこまで改善されるのか。
給水をすると加湿空気清浄機の表示湿度はすぐに50%を超え、暫くは60%を超えずに適正湿度を保ち続けました。
さすが機械、見事に加湿し過ぎを抑えてくれています。
顔や手の乾燥には鈍感だが唇だけは過剰に乾燥する私が、ヒビ割れることが少なくなっただけでも十分な収穫でした。
エアコンの設定温度をこれまでより1度下げても比較的快適で、まさに湿度による感じ方の違いを体験しています。

ただ、平日の自宅にいない間も電源を入れたままにしていると、帰宅時には給水タンクの水がかなり減って湿度も40%を切り始めるように。
給水が出来なければ湿度を維持できないのは当然であり仕方ないのですが、それよりも、結構な量の水が入るはずの給水タンクが1日でほぼなくなるという事実の方が驚きでした。
それだけ冬の乾燥は厳しいという証でしょう。
なお、空気清浄の機能は実感するほどの効果がまだ分からずにいます…。

使い始めて1週間程度、気分だけでも健康になったような。
そこそこ値段が張るのでずっと購入を躊躇し続けていましたが、結果的には湿度調節によって身も心も快適になっているのを実感しています。
次は夏場の除湿を考えねば。


執筆者:そふぃー