天なびコラム

第6694話

2019年02月24日

観測の自動化

気象台で行われている気象観測のうち、天候や視程、大気現象は機械ではなく人の手で行われていました。
しかし、今月から東京を除く関東甲信地方の気象台の目視観測は人の手から機械による自動観測へ変更になりました。
気象観測の一つの時代の変わり目と言えるような気がします。
このような観測体制の変化は以前もありました。
大きなポイントと言えば富士山での観測業務ではないでしょうか。
1999年に富士山レーダーの観測が廃止され、その後2004年に完全無人化になりました。無人化によって風の観測が廃止され、現在では気温、気圧などを機械で計測しています。
今後も人の手で行われていた作業は機械へと転換されるような気がしますが、天気を見ることが好きな自分としてはなんとも言えない寂しさというものがあります。


執筆者:たぷん