天なびコラム

第6703話

2019年03月05日

電飾消費量をグラフでチェックしてみよう

ここ数日、最高気温が15℃を超える日も見られるようになり、昼間は上着いらずで春を感じる陽気となりました。

今年の冬は西日本ほど暖冬傾向で、暖かい冬となりましたが、細かく見ると強い寒波の襲来もあり、とても寒暖差の激しい冬となりました。特に、2月上旬は北陸で史上最速の春一番を観測して、全国的にも気温が上昇したかと思えば、翌日には寒気が流れ込み、前日との気温差が10℃以上となった観測地点が、全国のあちらこちらに見られました。

こういった、気温の変化は体に堪えるため、寒い日は暖房器具を使用して室温を調整したりするわけですが、気になるのが電気料金。私は最近、電気使用量を1時間毎にグラフ表示できるアプリを活用して、電気の使いすぎがないかチェックしているのですが、これがかなり優れているのです。

電力消費量のグラフには、最低気温と最高気温のグラフも一緒に表示されるのですが、気温の変動と電力消費量の増減が思っていた以上に一致していました。特に、一日中家にいた日で、最高気温が5℃を下回った日などは、昼間も暖房器具を使用していたので、電力消費量がかなり多くなっていました。また、平日の昼間は外出しているので消費電力は少なく、朝起きた時間と、帰宅直後の時間に消費電力が増加しているのですが、その様子もしっかりとグラフで確認できます。また、雨の日が数日続いたりして浴室乾燥機を使用した日など、電力消費量が急増しているのを確認できたり、グラフを眺めるだけで、その日その時間に何をしていたかを振り返ることができます。

そして、面白いと感じたのが、電気ストーブを使用した日とエアコンを使用した日の比較です。エアコンをつけっぱなしにしていると、電気代が掛かるというイメージがありますが、最近のエアコンは省電力化が進んでいます。起動して部屋が暖まるまでは、電力を多く消費しますが、一度暖まってしまえば、その後は消費電力が抑えられて、電気ストーブと比較してもエアコンの方が、電気代が安く済むといったケースもありました。

このように、自分自身の電力消費量を分析してみると、自分の行動と使用電力を結びつけて考えることができるので、節約だけではなく、電気に対する知識を高めるという意味でも活用できそうです。皆さまも試してみてはいかがでしょうか。


執筆者:ドローン