天なびコラム

第6709話

2019年03月11日

募金の方法

日常生活の中で自分に課している独自のルールがあります。
それは募金についてです。
私はいつも少額の買い物をするときはあまりカード類は使わず現金で払うのですが、その際にお釣りがでてその金額が10円未満、つまり一桁代なら募金箱に入れるというルールです。
仰々しく述べるほど大したルールでもないのですが、これを実行するようになってからは募金活動をしつつ、かつ財布の中にある硬貨は10円玉が最小になり財布の容量を減らすこともできるようになりました。
自販機や券売機では1円玉、5円玉が使えないのでそもそも持ち歩いていてもしょうがないのでもう持たなくてもいいやという考え方です。

毎年東日本大震災や熊本地震の日が近づくと様々なところで募金活動や義援金の呼びかけなどを見かけます。
企業が行っているものや著名人が寄付活動を行っていることに対して「偽善だ」「売名行為だ」と苦言を呈する人もいますが、偽善であろうとなんであろうと集まったお金は必要とされているところに届き必要な物資に形を変えて有意義に働くので私は気にせずもっと企業や著名人が慈善活動を堂々としていいと思っています。

私も以前までは駅前などで募金箱を持っている学生に募金しに行く際に周囲から「善人ぶっている」と思われるのではと思ってしまったり、「自分のこの行動はいいかっこしたいからやっているのでは?」と考えてしまっていましたが自分ルールを作るようになってからは「いや、募金箱に入れるのがルールだから」と気にせず募金できるようになりました。

このように日常の中で定期的に簡単に募金する方法はたくさんあります。
例えばNPOの会員になれば毎月銀行口座から自動引き落としで寄付ができるサービスがあります。
また「社会貢献型カード」と呼ばれるクレジットカードがあり、これはカード会社やスポンサー企業が利用額の0.5%程度を自動的に寄付に回す仕組みです。現金を持ち歩かずカード支払いが多い人にはこの方法が合っているかもしれません。
他にも日頃買い物の際にためているポイントや、マイレージをまとめて寄付に交換できるサービスを設けている会社もたくさんあります。

また今日であればヤフーで「3.11」と検索するとヤフーから10円が復興支援のために寄付されます。

今日は日ごろの慈善活動について考える良い日かもしれません。
ぜひ皆さんも自分に合った募金方法を探してみてください。


執筆者:くもおとこ