天なびコラム

第7179話

2020年06月23日

こっそり、そして、たくましく。

みなさま、こんにちは。みっちーです。

前回のコラムでは、在宅勤務が始まってから家庭菜園をスタートし、私の甘い読みに反して野菜にアブラムシがつきはじめたことを綴らせていただきましたが、つい先日、ふと育てている野菜を観察していると、アブラムシだけではなく東京での暮らしでは今まで見たことないようなイモムシが葉物野菜の葉っぱを食べているではありませんか。

アスファルトの地面から数十メートル離れているベランダに置いている野菜の葉っぱを見つけて飛んでくる予想以上の虫たちの能力に、私は改めて感嘆しました。


そして、1週間ほど前の夜のことです。

「東京は都会だから自然なんて無い、とも聞くけれど、都会にも色々な生き物がいて、それぞれ自分達に必要なリソースを探しながら必死に生きているのかも…」と考えながら、自宅のアパートの入口スペースを通り過ぎようとしていた時、窓から、電線の上に黒い物体が動いているのが見えました。
なんと、ニホンザルくらいの大きさです。
足をとめて窓からその黒い物体を観察したところ、アパートから遠ざかるように動き出し、体と同じくらい長さの尻尾が見えました。

それは…ほぼ間違いなくハクビシンのシルエットでした。それも2匹。近くに公園もあるため、もしかしたらそこに棲みついているのかもしれません。

皆様のお住まいのエリアにも、きっと色々な生き物たちがこっそり、そして、たくましく生きていることでしょう。

6月は環境省が定める「環境月間」ですので、近所を散歩される際に地域の生き物を観察しつつ、身近な環境について考えてみるのもいいかもしれません。



執筆者:みっちー