天なびコラム

第7277話

2020年09月29日

氷塊の分離

先日グリーンランドにて北極圏で最大の棚氷から113平方キロメートルの氷塊が分離しました。
113平方キロメートルとはどれくらいの大きさなのか、調べてみるとパリの面積とほぼ同じだそうです。
ただパリに行ったことがない私は、パリ1つ分といわれてもよくわかりません。
ではパリは日本で例えるとどれくらいの大きさなのか調べてみると東京23区の約6分の1であることがわかりました。
これでもあまりよくわかりません。そこで日本人が大好きな東京ドームの大きさに換算してみると、約2404個分の広さでした。
具体的にするとよくわかりませんがざっくりと、とにかく大きいということがわかります。
氷河の分離や崩壊は通常の水循環の過程において普通に起こることですが、近年はその面積が年々大きくなっているそうです。
温暖化が進行しているといわれているだけだと、その情報は抽象的で何をしていいのかわかりませんが、近年の異常気象や氷塊の分離など具体的にその影響を実感するたびに、何かアクションを起こさなければいけないと感じます。

執筆者:くじらのお