天なびコラム

第7315話

2020年11月06日

音楽ライブ復活の道

まだまだコロナの心配は拭えませんが、イベントの開催は一頃より増え、観光地も徐々に客足が戻り始めた所もあるかと思います。
このコラムでも、少しずつですが外出の話題が増えてきました。

私も先日、半年以上ぶりに有観客の音楽ライブに行くことができました。
座席は必ず1つ飛ばし、入場時には検温と消毒、公演中もマスク着用で声援はNG、万が一感染者が出た時の為に連絡先を登録…
ルールは非常に多いですが、感染者を出すことなく安全にライブを実施する為には必要なことです。

私が行った音楽ライブの1つが東京ドームで行われたものでした。
東京ドームは最大で4万人を超えるキャパシティではありますが、今回の収容人数は1万9000人としたそうです。
既にプロ野球の公式戦で収容人数を50%に制限して使われていたものの、有観客の音楽イベントで東京ドームが使われるのは感染拡大が始まって以降初とのことでした。
しかも、東京ドームに限らず、これだけの規模の客を入れての音楽イベント自体が久し振りだそうです。
世界的に見ても大規模なイベントの開催はまだ少ないので、今回の東京ドーム公演は、イベント業界の大きな前進とも言えるライブかもしれません。

ライブ・イベントは感染者が出始めた2〜3月の頃から苦境に立たされる場面が多くありました。
エンターテインメントは不要不急だという意見もちらほら耳にしました。
そんな中、徐々に有観客のイベントが増え、今回ようやく規模の大きなライブの実施までできました。
大きいライブも小さいライブもよく行っていた私からすると、地道ながらも復活していることが嬉しいです。

もちろん、感染者がまだ出ている中でのイベント開催を不安に思う方もいらっしゃることでしょう。
運営の方々が感染防止の為に尽力してくれたことで開催できており、私自身もマスクは当然のこと、時々自主的に自前の消毒スプレーで手指の消毒をするなど、万全の対策を講じて参加しましたので、ご理解いただければと思います。
完全復活がいつになるのか、そもそも完全復活できるのかは分かりませんが、より一層の復活を陰ながら応援したいと私は思っています。


執筆者:そふぃー