天なびコラム
第7329話
2020年11月20日
エネルギーのみらい
みなさま、こんにちは。みっちーです。
先月のことにはなりますが、菅総理大臣が2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロを目指す方針を示されました。
年々深刻になっていく気候変動に対して、国際的な気候変動を専門とする科学者団体であるIPCCは、地球の温暖化の程度を「産業革命前の世界平均気温から+2℃未満」に抑えるには、2050年までに世界の温室効果ガスの排出を実質ゼロにする必要があると提唱してきており、日本がこうした目標を掲げて取り組んでいくことは重要なことだと思います。
ただ一方で、実際にあと30年で温室効果ガスの排出をゼロにしていくことは様々な変化を起こさなければ達成できない、とても高い目標であると感じます。
省エネをこれまで以上に進めていくとともに、日本における最大の温室効果ガスの排出源である発電分野では、火力発電などの発電方法から再生可能エネルギーへの大きな転換が必要になると考えられます。
今は電力の自由化により、どこへ電気料金をお支払するか自分達で選べる時代ですから、国の政策決定に直接的に参加することは難しくても、再生可能エネルギーに注力している電気事業者さんへ電気の契約を切り替えていくことは私たちにもできるようになっています。
こうした変化への対応が問われている中、これからますます地球温暖化について考える機会が増えていきそうです。
執筆者:みっちー