天なびコラム

第7339話

2020年11月30日

お引越し

ご存じの方も多いかと思いますが、現在、気象庁の本庁舎移転が進められています。
千代田区大手町から港区虎ノ門の新庁舎への移転で、新庁舎があるのは明治8年(1875年)に気象庁の前身「東京気象台」が気象業務を始めた場所のすぐ傍とのことで約140年ぶりに元の場所へ戻ったと話題になっていました。
距離で言えばかなり近い場所への引っ越しではありますが、気象や地震等の観測、監視を行う、いわゆる現業室の業務は1秒たりとも中断できないので、移転作業や業務の切替は非常に大変だったことと思います。
先週には大部分の引っ越しが完了したようで、気象庁職員による目視観測も先週から虎ノ門の新庁舎にて行われるようになったということです。今季の東京の初雪、初氷、初霜は新庁舎のほうで観測されることになりますね。
早いもので明日から12月、これから益々寒くなりますが、くれぐれもお体に気をつけてお過ごしください。


執筆者:ちゃこ