天なびコラム

第7348話

2020年12月09日

牛乳の味の変化

私の住んでいる所でも最高気温が10℃を下回る日が出始め、すっかり季節は冬になったなと感じます。
外出時は冬物のコートも着るようになり、家では暖房が活躍し始めました。

ところで、いつも飲んでいる牛乳でも季節を感じることが出来るのは知っていますか?
牛乳は季節によって味に変化があります。(成分無調整の場合)
暑い夏は、牛が食べるえさの量が減り、水をたくさん飲むため脂肪分が低くなります。
一方、冬は寒さを乗り越えるためにたくさんえさを食べるので脂肪分が高くなります。
よって冬の方が牛乳の味が濃くなる(コクがでる)ようです。
牛乳のパッケージにもそのことが書いてあることがありますが、あまり意識して見ていなかったので気づきませんでした。

私がコーヒー好きということで、以前現役のバリスタさんと話をする機会があったのですが、カフェラテなどの牛乳を使ったメニューでは、牛乳の味の変化に合わせてコーヒー豆の配合などを変え、味が変わらないように調整しているそうです。
それ以来、私も牛乳の味を意識しながら飲むようになりました。
あるメーカーの牛乳では、夏と冬で変化する乳脂肪分の差は0.2〜0.3%程でほんのわずかに感じるかもしれませんが、意識して飲んでいると結構違いが分かるようになりますよ!


執筆者:だりあん