天なびコラム

第7896話

2022年06月10日

はじまり

先日、関東甲信地方が梅雨入りしたと見られると発表されました。
西日本を飛び越えて関東甲信地方だけがこの日梅雨入りとなり、何とも妙な感じではありますが、関東としてはほぼ平年通りの梅雨入りでした。
関東甲信地方の梅雨明けの平年値は7月19日頃です。

7月19日頃というと、私が小さい頃はちょうど1学期の終わる時期でした。
幼稚園児の頃から、だいたい終業式当日に宮崎の祖父母宅へ行き、夏休みギリギリまで宮崎で過ごすのが当たり前でした。
とにかく早く宮崎に行きたいと毎年思っていたので、この日が来るのを何日も前から待ち遠しく思っていました。

その際、毎年ちょっとしたクイズを作っていました。
宮崎に来る当日の私の服装や靴・髪型などを予想するという、本当に簡単なものです。
祖父母に電話で予想を聞いてまとめ、私自身も予想して、当日に答え合わせをして楽しんでいました。
そのクイズの中に、当日の宮崎と地元の天気の予想も必ず入れていました。

祖父は面白半分でわざと雪予想をする年もあった記憶があります。
私はシンプルに晴れていて欲しかったので、晴れ予想の年が多かったです。
とは言え、本来この時期は梅雨が明けているかどうか微妙な時期であり、宮崎は梅雨明けしていても元々雨の多い地域でもあるので、必ずしもスカッと晴れた訳ではありませんでした。
宮崎に行く日の1週間前、週間予報に当日の天気が出る頃から、この日の天気を毎日気にする日々でした。
そして当日、空を見ながら答え合わせをしていくのが楽しみでした。

私にとっての天気との関わりは、何となくここから始まったのかなと思っています。
この時期になると、当日の空を想像しながら、梅雨が明けて宮崎へ行ける日を待ちわびていた頃を思い出します。


執筆者:そふぃー