天なびコラム

第7930話

2022年07月14日

根性の草ひき日記

昨年から小学時代の日記を断捨離中です。今年のコラムではこの古い日記を引用しようと思います。
当時の日記には学校の運動場を除草した時のものがありました。「土がカラカラで(草を)引きにくい。日も照っている。・・・タオルを水に濡らして頭や首にかけた。汗だく。・・・『あと1人100本』と言われ、数えながら引いた。少しずつ草の山ができる・・・」と、読んでいて大変暑さがまとわりつくような内容が5ページ分書かれていました。当日の最高気温が気になります。
というわけで、当日の近隣のアメダスの最高気温を調べてみると30℃を超えており、真夏日でした。田舎の山に囲まれた川沿いにある運動場なのでアメダスの場所よりは涼しいと思いますが、さぞ熱中症のリスクが高い日だったことでしょう。
熱中症対策には仕事の途中で手を止めてこまめに塩分や水分補給をすべきですが、どうやら自分はさほど補給をせず草を引き続けたようです。今の自分には到底そんな根性やスタミナはないなと思うばかりですが、そこは昔の自分を真似せずに過ごしていきたいところです。
ちなみに日記の最後の段落は除草後の話で、「ジュースを飲んだ。むっちゃんこおいしく、ひんやりしていた。」と仕事の後の最高の一杯が書かれていました。作業中の暑さと作業後の冷たさの対比を狙ったのか無意識なのか知りませんが、今の私より昔の方が文章表現力があったようで真似をしたい所だなとふと思いました。


執筆者:けもの道担当