天なびコラム

第8362話

2023年09月19日

耐震工事

建物全体の耐震工事ではなく、水道管の話です。
入居時には引越し業者さんから「この洗濯機に繋がっている水道管の固定が弱いので、ちょっとした事で壊れるかも。」と言われ、さらに翌年に洗濯機を買い替えた際にも「この洗濯機に繋げた水道管(以下同文)」と言われ、これはちょっとした地震が起きても大変な事になるかもと思って大家さんに相談し、工事を依頼しました。

工事の方はネジの使い方からベニヤ板の貼り方まで匠の技でもって水道管の周りを固定していき、支えがボロボロだった部分が生まれ変わって水道管がガッチリ固定されました。最後に、くりぬいた部分の壁紙を新しく貼りなおすのも短時間かつ鮮やかなもので、新旧の壁紙の境目に気づかない仕上がりでした。プロの技は見て飽きないものです。監視するつもりはなかったのですが終始ジロジロ見てしまいました。
なお業者さんにお話を伺うと、今回の修繕該当箇所は昔ながらの施工のされ方になっていて、当時はその施工で最善でも、次第に老朽化してぐらついていったとの事。昔は大丈夫でも今になると危ないのだなと実感しました。
水道管に限らず、古い家屋について改めて耐震を考える機会になりました(大正生まれの実家のことを思うと・・・)。


執筆者:けもの道担当