天なびコラム

第8378話

2023年10月05日

しわ

秋になると乾燥による顔の「しわ」も気になりますが、洋服の話です。
急に朝晩涼しくなり、長袖シャツをタンスの奥から先日引っ張り出しました。すると、去年まで全く困らなかった洋服の「しわ」が、脱水直後の洗濯物のようについていました。しわのばしスプレー(柔軟剤を薄めたもの)をしても直らず、これは改まった場面では着られないという状態でした。
なぜ今秋だけこんなことになったのか。気候変動のせいだろうか(何かにつけて気候変動のせいにしがち)と考えた末、至った結論は『服が増えてタンスが飽和した』ということ。
ちなみに、夏が暑すぎて手持ちのサマーニットや分厚い半袖シャツを昨今着られなくなっており、通気性の良い素材を求めたのが、服を買った一番の理由です(最近の売り場にある夏服は本当に高スペック)。こう考えると、気候変動の影響で、タンスに入っていた洋服の「しわ」が増えたということに・・・。遠因の1つになるでしょうか。そして、思い出のサマーニットや分厚い半袖シャツはここ5年以上タンスの肥やしだったので、ついに古着屋さんにて処分。10着手放してワンコインが返ってきました。
さて秋から冬にかけては、乾燥や寒さが本番ですね。一冬で肌は2歳年を取るとも言われます。乾燥や寒さは美容のみならず体調にも大きな影響を与えるので、今冬こそ自分を労わろうと思います(と毎年思っています)。
さいごに、お顔の「しわ」に関しては、やがて生き様を物語る顔の一部になっていったら格好いいだろうなと周囲のご高齢の方々を見て思うのですが、まず自分の中身が顔の「しわ」に全く追いついておらず、豊かな経験と成長がまだまだ必要のようです。


執筆者:けもの道担当