天なびコラム
第8390話
2023年10月17日
短い秋
感動的に過ごしやすい気温の日々もつかの間、屋外では肌寒さを感じることが増え、広告や店の品揃えにも早くも冬の気配があらわれ始めています。
暑さが落ち着いたら外でのんびり座って本でも読もうと買ったアウトドア用の折りたたみ椅子を物置にしまいこんでいるのですが、外気温がちょうどよく快適な期間というのはぼんやりしているとすぐに過ぎていってしまいそうです。
花粉症の自分にとっては春夏秋冬どの時期だったとしても屋外でくつろぐなんてことは難しいのかもしれませんが、やはり気温は外での活動にとっては重要な要素です。
じっと座っているには寒いなら、散歩で身体を動かすという手もあります。
身体を動かすと体温が上がるため、肌寒い程度の季節はむしろこの上ない散歩日和といえます。
二宮金次郎像のように歩きながら本を読むのは危ないですが、音声読み上げのオーディオブックを聞くことはできますし、歩行中には考え事もはかどります。なにより、移り変わる季節を木々や街のようすから肌で感じ取ることができるのが散歩の醍醐味です。
読書の秋に運動の秋、秋の楽しみはまだまだこれからです。
執筆者:みみた