第8433話

2023年11月29日

応援の力

先日、東京の湾岸エリアを自転車で走るイベントに参加しました。
レインボーブリッジをはじめ、お台場周辺の一般道などを一時通行止めにして行われ、普段走ることのできない道を通れることに魅力を感じ、応募してみました。
走行するコースは3つあるのですが、その中でも大人であれば問題なく走ることが出来る中距離のコースを選択。
コースを確認しても走り切れるだろうと高を括っていました。
当日は朝8時半までに自転車でお台場に集合。
お台場までは平坦な道なのですが、お台場に近づくほど橋が多く、橋の勾配で膝がやられそうになります。
会場に到着してからは、スタート地点までの移動に時間の余裕があったので、休憩することができました。
少し体力が回復してから、いざスタート。
さっそくレインボーブリッジを渡ります。
車では通ったことが何度かあったのですが、自転車で走るとこんなにも勾配になっていたのか…！と息を切らしながら思いました。
もうだめだ、足が回らない、と膝と心が折れそうになったとき、声が聞こえてきました。
「がんばってください！」「あともう少しで上り坂、終わりです！」と、コースの沿道に等間隔で立っている運営スタッフの方々が応援してくれていたのです。
応援をされると「やっぱりもう少しがんばってみようかな」とか「完走できる！」と自信がみなぎるような気がします。
その後は限界がきそうになっても、応援のお陰でがんばることができ、無事に完走することができました。
運営スタッフの方々には心からお礼申し上げます。
普段からスポーツをやっているわけではなく、直接的に声をかけて応援されることは、ほとんどなかったので、とても貴重な経験でした。
よくスポーツの試合で開催地がホームかアウェイかで有利・不利が決まるという話がありますが、今回応援してもらって完走した身からすると、応援してもらうといつもは出すことのできないパワーを手に入れることをもろに実感しました。
完走した達成感と、応援の力を感じることができたので、また機会があれば自転車のイベントに参加してみたいと思います。

執筆者：箱崎