天なびコラム

第8440話

2023年12月06日

思わぬ掘り出し物

先日、蚤の市に参戦してきました。
蚤の市とは、アンティーク家具や雑貨、古着、ハンドメイドの小物や世界のお茶など、いろいろなジャンルのアイテムが出品されるイベントです。
「蚤の市」の起源は、フランスのパリで1885年に始まった古物市。所説ありますが「ノミのわいたような古着や古物が集まるから」、「ノミのように掘り出し物が出ているから」などが名前の由来とされています。日本で広く知られるようになったのは1975年頃からなのだとか。フランスでは物を大切に使い、長く愛用する文化があることから、フランス人にとって蚤の市は現在も生活の一部となっているそうです。
英語でいうと蚤の市=フリーマーケットです。「蚤の市」よりも「フリーマーケット」のほうが馴染みはあると思いますが、実はFree(自由) Marketではなく、Flea(蚤) Marketなのです。
今回の私のお目当ては小皿だったのですが、想像以上にたくさんのお店があり素敵なデザインの品物ばかりで、まさに眼福でした。
悩みに悩んで、お皿だけでなくマグカップやクリスマスっぽい雑貨、ニットのセーターなどなど、気づけばあれやこれやと手に取ってしまいました。でも、こんな値段で!?と思うほどお手頃価格で色々ゲットできたので大満足です。私もフランスの人たちを見習って、 今回の戦利品はもちろん、家にある物たちを大切に長く使いたいなと思いました。
蚤の市は各地で開催されており、音楽ライブや大道芸などが一緒に行われるところもあるので、特に買うものがなくても楽しめます。ぶらぶらお店を見てまわるだけでも、心ときめく出会いがあるかもしれません。
今月は開催されるところも多いようなので、行かれたことがない方はお近くの蚤の市をチェックしてみてはいかがでしょうか?


執筆者:まる