天なびコラム

第8445話

2023年12月11日

楽しく学ぶ

タイトルは私の現世での願望が詰まった言葉です。気象は好きで小さい頃から楽しく学ぶことができました。しかし、苦手なのは英語と運動です。「やらねば」と思ってあれこれ試そうとするのですが、すぐ挫折してしまいます。
英語や運動が趣味で特技や仕事にもしている方々が言うには、「やってみると楽しいよ。」その魅力を大いに語ってくださいます。その話を聞いてモチベーションが毎回あがるのですが、いざ空き時間になると数分で漫画を見てしまって離脱してしまいます。どんなに大切で必要なことかも分かっているのですが、持続しない。そんな経験は皆さんはありますでしょうか。
それが先日、私にも良い出会いがあって、ついに、英語の勉強が1か月以上も続いています。その出会いとは、AI英語学習アプリです。ランキングや学習時間によってキャラクターに褒めてもらえ、進歩していることがマップで分かります。そして何より、簡単な文法で日常会話ができるように!中学の学習範囲で知っている文章なのに、今まですぐに声に出すことができなかった英語でしたが、スピーキングチェックもついていて発音に自信が少しついてきました(ちなみに私はそのアプリの伝道師ではありません。あくまで個人の感想です。)後は対面で、nervousな性格を吹き飛ばして頭が真っ白にならないようにするだけ・・・(ここが大問題)
そうした、苦手分野を楽しく学べた経験をすると、果たして気象防災や気象情報の話って、誰にでも楽しく感じてもらえているのかなとふと思いました。「〇〇しなければならない」「△△すると危険です」といった注意を促す話が多いので、自分で情報の意味を考え理解しようとする人は限られます。学生時代に必死に覚える機会も、一般入試の頻出範囲でないためか、あまりないように感じますし、何より新しい情報が増えるので学び直しが必要です。(なお、学校の課外活動では機会があるようで何よりです!)インターネットの質問コーナーなどで回答のあった意見等を鵜呑みにすると、誤った情報が含まれていることもあるので、防災上危険な場合があります。「正しい内容」を知っていただきたいと強く思います。
さて、お天気学園(気象予報士講座)では、春と秋に「楽しいお天気講座」を行っています。またYouTubeもあって、落語や特撮ヒーローものなど、笑いやエンタメに気象を組み合わせた動画があります。背筋を伸ばしてしっかり気象を学びたい方にも、楽しく気象のことをちょっと知りたい方にも対応できるように気象予報士が試行錯誤して作っています。よろしければご笑覧ください。


執筆者:けもの道担当