天なびコラム

第8471話

2024年01月06日

防災備蓄の見直し

2024年が始まり早くも1週間が経とうとしていますが、新年早々心が痛むニュースが続いています。
被災された方に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りします。
自分にできることは限られていますが、できる限りの寄付と、防災バッグの見直しを行いました。非常食などは賞味期限が切れているものがあったので入れ替えをし、改めて必要と思ったものは追加をしました。
こういった備蓄の見直しなどは後回しにしてしまいがちで、災害が起こってから賞味期限が切れていることに気づくことも少なくないと思います。ですが、賞味期限が切れていたとしても、問題なく使用できるものもあります。
例えばペットボトル入りのミネラルウォーターについては、未開封の場合、賞味期限が過ぎているからと言って慌てて処分する必要はありません。なぜならペットボトル入りのミネラルウォーターに書いてある期限は、「おいしさのめやす」ではなく、「表記されている容量が確保できる期限」だそうです。ペットボトルは通気性があるため、長期保存すると入っている水が蒸発し、少しずつ容量が減ってくるそうです。表記の容量より水が少なくなると法律違反となり販売することができなくなってしまうため、賞味期限が定められているのです。そのため、市販のミネラルウォーターは、しっかりろ過・殺菌されていますし、未開封の状態で適切に保存していれば口にしても問題はありません。
また、缶詰の賞味期限はだいたい3年と定められていますが、こちらは缶自体の品質の保証期間だそうです。いざという時には、缶に傷や腐食がなく中身にも異常がないことが確認できれば、賞味期限から1年先位までは食べられる可能性が高いそうです。
とはいえ賞味期限が過ぎないに越したことはありません。災害発生時に食中毒などで体調を崩してしまっては大変です。今は保存期間が10年と非常に長いお水や非常食もたくさんあります。
こんな時だからこそ、今一度備蓄品など防災対策を見直してみてはいかがでしょうか?


執筆者:まる