天なびコラム

第8496話

2024年01月31日

北極星

本日、1月31日は徳川家康の誕生日と言われています。
最近、徳川家康公を祀る神社日光東照宮と、その上に輝く北極星の画像を待ち受けにするのが流行っていたことがありました。
日光東照宮は、本殿前に位置する陽明門と、その前の鳥居を中心として結んだ上空に北辰(北極星)が来るように造られています。
そしてその真南に江戸の街があり、さらに主要な建物を全て線で結ぶと北斗七星の配置となるように設計されていると言われています。

北極星はある特定の星と思っていましたが、過去の北極星は数千年の周期で交代しているそうです。
北極星は現在、こぐま座のポラリスですが、約2000年後には、北極星はケフェウス座のエライに、約8000年後には、はくちょう座のデネブ、約1万3000年後には、こと座のベガが北極星となります。 そして、約2万6000年後、また北極星は、こぐま座のポラリスに戻ると言われています。

北極星を見つけるには、北の夜空で北斗七星を見つけ、そのひしゃくの先にある2つの星の間隔を、ひしゃくの先端から5倍に延ばした距離にあるのが目的の北極星です。

今日は徳川家康公のパワーにあやかれるように「お誕生日おめでとうございます」と言いながら、北極星を見つけてみようと思います。

執筆者:くろごはん