天なびコラム

第8499話

2024年02月03日

雪道の運転

先日親戚に会いに札幌へ行きました。
市内での移動を考えると、公共交通機関を使うより車の方が動きやすそうだったので、空港付近でレンタカーを借りることに。
それを事前に伯母に伝えると、雪道の運転をすごく心配されました。
雪道の運転は、過去11月に札幌を訪れた際に大雪が降り、図らずも運転したことがあったので、まあ大丈夫だろうという見立てでした。
しかし今回は1月です。
本格的な雪のシーズンに入っています。
今年は暖冬であまり雪が降っていないと聞いていたので、高を括っていたのですが、私が札幌を訪れるタイミングで寒波が襲来したのです。
夜8時ごろに新千歳空港に到着したのですが、その時点では雪がちらちらと舞う程度で、飛行機の中から滑走路を見ても雪は積もっていませんでした。
これなら安心して運転できるなと思っていたのもつかの間、レンタカー屋さんへ向かうバスに乗り、千歳市街地へ入っていくと辺り一面の銀世界。
そして雪もだんだんと強くなり、吹雪で視界も悪くなりました。
これは…まずいことになったと思いましたが、札幌市内へ向かわなければなりません。
スピードは出し過ぎず、ゆっくりと運転しましたが、雪で車線が見えないため、どこを走ったらいいかがわからず不安な気持ちでいっぱいになりました。
新雪の上を走ると滑っているような感覚でヒヤヒヤしますし、高速道路では、大きなトラックとすれ違うたびに後輪が巻き上げる雪煙で視界が悪くなり、怖くて思わず「ぎゃー!」っと叫んでしまうほどでした。
そしてなんとか無事故で市内に到着し、無事に親戚に会うことができました。
あとから伯母に聞くと、冬の北海道では車線は見えないので、2車線の道路では譲り合いの精神で運転するというのが鉄則なんだそう。
また、札幌市内に入ってから気が付いたのですが、交差点の手前には停止線の標識があるので、停止線や横断歩道が雪で見えなくなっていてもわかるようになっていました。
恐らく教習所で習ったのだと思うのですが、ほぼ雪の降らない地域に住んでいるのであまり馴染みがなく、改めて勉強になりました。
今度札幌を訪れる際はなるべく雪のない時を選びたいですが、もしもまた雪道を運転する際は気を付けるべきことをわかっているので、少し余裕をもって運転できそうです。

執筆者:箱崎