天なびコラム

第8500話

2024年02月04日

深視力検査

今日は立春。
暦の上では春となり、少しずつ寒さも和らいでくる時期となります。

さて、年頭のコラムでも少し書かせていただいたのですが、昨年末から中型免許の取得を目指し、自動車学校に通っておりました。
先日無事卒業し、晴れて(アマチュア)トラックドライバーとなったわけですが、免許取得に際してどうしても苦手なものがひとつありました。

それは、S字クランクでも縦列駐車でもなく、深視力検査です。

普通免許の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、深視力検査は準中型以上の免許のほか、タクシーなどを運転できる二種免許で必要となります。
検査の方法はいたってシンプルで、箱の中に3本の棒が並んで立っており、真ん中の棒だけが前後に移動します。
検査の際は箱の中を正面から覗き込み、移動する棒が残り2本の棒と横一線になったタイミングでボタンを押します。
このテストを3回行い、移動する棒と残り2本の棒とのずれが平均で2 cm以下となれば合格です。

私も自動車学校入校の際、この深視力検査を受けましたが、まあこれが全然うまくいきませんでした。
何度も挑戦させてもらい(多分自動車学校も、これから十数万円の入学金を払おうとしている客をこんなことで追い返したりはしないのでしょう笑)、次第に目が慣れ、なんとか合格することができました。

実は、プロのドライバーでも深視力検査を苦手としている人はそれなりにいるようで、動画サイトを検索してみると、トレーニング方法や検査の攻略方法など、様々な情報が出てきます。
免許更新の際にも検査は必要となるため(不合格だと普通免許に格下げとなります)、人によっては死活問題なのです。

幸い、深視力は普通の視力と違い鍛えることができるそうなので、私も次の免許更新に備え、トレーニングをしておこうと考えています。

なお、深視力検査は眼鏡店などでも受けることができます。
興味がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


執筆者:クリプトメリア