天なびコラム

第8683話

2024年08月05日

お弁当に忍び寄る影

まさに「夏!」な今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は朝食・夕食ともに、そうめん・お蕎麦・冷やし中華からどれか1つを食べる麺生活をしています。
そんな怒涛の麺ループから唯一抜け出せる食事が毎日のお昼ご飯なのですが、私は職場にお弁当を持っていくことが多いです。
前日作ったおかずや朝焼いた卵焼きなどを入れることが多く、幸い料理も得意なので毎日おいしい料理を作れるのは良いんですが、1つだけ心配な事が・・・。
そう、食中毒です。そこで今日は(私自身を戒める目的も兼ねて、)どんな状況で食中毒が発生しやすいかを紹介していきます。

食中毒の原因はいろいろありますが、主に菌やウイルスの繁殖によるものがほとんどです。具体的には、人の手などに付着する「黄色ブドウ球菌」、生肉(多くは鶏肉)に付着する「カンピロバクター」などが該当します。
これらを増やさないためには「つけない・増やさない・やっつける」の三原則が大切だとされています。
調理前に手をよく洗って菌をそもそも付けないようにする。
水滴を拭き取ったり冷蔵庫に入れたりして増やさない。
食べる前に再加熱をして菌をやっつける、の3つです。
この3つの中でお弁当を作るときに特に気を付けるべきことは「つけない」と「増やさない」ですね。調理前には手を洗い、清潔な箸で盛り付けることで菌をそもそも付けないようにする。ご飯やおかずをしっかり冷ましてからお弁当箱に入れる。保冷バッグには保冷剤をたっぷり詰めて温度が上がらないようにする。
これらを意識することで、お弁当での食中毒はグンと減ります。ほかにも生野菜(特にミニトマトのヘタなどは雑菌が多い!)をお弁当に入れるときは気を付けるなどの注意点もありますが、気を張りすぎてもお弁当を作る気力が削がれてしまうので、毎日ちょっとだけ意識して気を付けることが長続きする秘訣かと思います。

病は気からといいますが、夏バテは食から!(所説あり)
みなさんも美味しいものをたくさん食べて、この夏を元気いっぱいに乗り切りましょう!!

執筆者:ねねここ