天なびコラム

第8734話

2024年09月25日

イカの目の不思議

秋といえば読書の秋ですね。
私は学生の頃に寮生活をしていました。
夜の消灯後は、見回りの監督に気づかれないように布団をかぶり、懐中電灯の僅かな光で読書をしていたためか、ひどく目が悪くなってしまいました。
視力は0.1以下で、眼鏡をはずすと10cm以上先はぼんやりとしか見えません。
魚ですら、視力は0.1〜0.4程度ありますので、そうなると、私の視力は魚以下ですね。

目と言えば、イカの目が、非常に性能がいいといわれています。
人間と同じく、「カメラ目」という構造で、非常に高解像度で見ることができます。
イカの視力は平均0.5〜0.6程度と、海洋生物の中では視力がよく、ソデイカという種類にいたっては1.3程度も見えるという研究もあります。
私も裸眼で、ソデイカ並みの1.3以上見えていた時期があったと思うと、随分と落ちてしまったものです。
視力を大切に、読書を楽しみたいものですね。

余談ですが、秋は、アオリイカという美味しいイカが卵からふ化して、すくすくと成長する時期です。
釣客もにぎわい、市場にもたくさん出回るので、食欲の秋の言葉通り、グルメも楽しみたいものですね。

執筆者:うずしお