天なびコラム
第7160話
2020年06月04日
都内のベランダにおける生態系
みなさま、こんにちは。みっちーです。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため弊社でも在宅勤務が始まり、以前よりも自宅で過ごす時間が増え、自由に外出できないストレスを紛らわすために家でできる新しい趣味として、実は4月から家庭菜園を始めていました。
私は都内のマンションに住んでおり、ベランダに2Lのペットボトルを切って作ったプランターに土を入れ、夏野菜であるオクラを種から育てはじめたのです。
農業において野菜が害虫による被害を受けることはよく聞くことですが、都内のマンション、さらに地面から20mほどのベランダに置いているプランターに、まさか害虫なんて来ないだろう〜と、私は彼らのことを甘く見ていたのですが・・・
ある日、オクラの本葉が3,4枚生えてきた時期に水やりをしていると、若い葉っぱが風で揺れた際、一瞬、葉っぱの裏側がチラっと見え、そこにはなんと黒い粒々が…!
え!?と思い、葉を裏返してみると、なんと黒いアブラムシがびっしり!!それも1株にだけではなく、5株ほどやられてしまっています。
「・・・っ!!!」
まさか、こんな都会の中のマンションのベランダに置いている野菜を見つけて飛んでくるとは。
油断していたため思わぬ結果に驚きましたが、冷静に考えてみると自然界では多種多様な生き物が混生しているため、どの生き物も自身の天敵と同じ空間で必死に戦いながら生きていかなければなりませんが、マンションのベランダはアブラムシの天敵がいない環境でアブラムシの好物だけがポツンと置かれている状況です。
こうなってしまうのは当然の結果なのかもしれません。
アブラムシの天敵がたくさんいる環境をベランダで作り出すことは難しいですが、自分にできる範囲でベランダのオクラをなんとか育てていければと思っています。
今回は、6月4日だけに虫の話でした。
執筆者:みっちー