天なびコラム

第8669話

2024年07月22日

AIのれきし

最近、ChatGPTのようなAIが急速に普及し、私たちの生活に大きな影響を与えています。AIは仕事や日常生活を効率化し、新しい価値を提供しています。
AIは実は1950年代から存在していました。当時はコンピュータの性能が低く、AIの技術はあまり進みませんでした。

1956年のダートマス会議からAIの研究が本格的に始まりましたが、その後の数十年間は「AIの冬」と呼ばれる停滞期が続きました。コンピュータの性能が不十分だったため、AIの理論は実用化できなかったのです。

2000年代に入ると、計算技術が大幅に進歩し、大量のデータを扱えるようになりました。
これにより、AIの研究が再び活発になり、特にディープラーニングが注目されるようになりました。ディープラーニングは、たくさんのデータを使って学習する方法で、画像認識や音声認識などで優れた成果を上げています。

AIの仕組みはシンプルです。まず、大量のデータを使って学習し、データからパターンやルールを見つけます。例えば、猫の写真をたくさん見せると、「これは猫だ」と認識できるようになります。機械学習には「教師あり学習」と「教師なし学習」があり、それぞれ異なる方法でデータを処理します。
さらに進んだ技術がディープラーニングです。これは人間の脳を模した「ニューラルネットワーク」を使っており、特に画像認識や音声認識で効果を発揮します。ディープラーニングを使ったAIは、大量の画像を学習し、新しい画像を見たときにそれが何かを判断します。
AIが学習を終えた後は、実際の応用が始まります。例えば、スマートフォンの音声アシスタントやネットショッピングのおすすめ機能など、私たちの身近なところでAIが活躍しています。医療分野では病気の診断を支援し、自動運転車では車の周囲の状況を判断して安全に運転します。

AIはプログラムによって動き、プログラマーが作ったアルゴリズムに従ってデータを処理します。
しかし、AIはまだ完璧ではなく、間違った判断をすることもあります。そのため、AIの技術は日々進化し続けています。AIが私たちの生活をどんどん便利にしてくれる一方で、その正確性や倫理的な問題についても注目が必要かもしれません。

執筆者:うさぎは