紅葉豆知識

第5話 もみじができるまで

草木の葉は、元々は緑色をしています。しかし、日本で多い落葉樹の葉は毎年入れ替わり、秋から冬にかけて、気温が下がってくると、木は葉を落とそうとします。

木は葉を落とすために、葉と枝の間での栄養や水のやりとりを妨げます。そうすると、葉を緑色に保っていた葉緑素が老化して分解され、葉が変色してきます。その変色する色は木の種類によって変わります。カエデは赤く染まり、イチョウは黄色く染まります。

木々それぞれに色づき方の個性があり、山には唯一の景色が出来上がります。自然の力って本当に不思議ですね。