天なびコラム

第6445話

2018年06月20日

油断大敵

前回のコラムで「高解像度レーダーを使って、急な雨や雷を華麗に回避しましょう!」と皆様に呼び掛けたのですが、先日、私自身がゲリラ豪雨に遭遇してしまいました・・・。

その時は会社帰り。自宅の最寄駅についた時は既に届いていた雨降りアラートアプリの通知を確認し、パッと高解像度レーダーを見ると現在地には水色のレーダーがかかっていました。ただ外の様子を見てもパラパラと降っている程度だったので、駅前で30分ほどお買い物をしておりました。その後、外に出ても雨はパラパラ。鞄に常備している折り畳み傘も開く気すら起こらない程の雨でした。

すると、40秒程歩いた時、突然の雷の音と同時に滝のような大雨が降ってきました。走れば家まで5分で着く、ただ、辺りは一軒家ばかりが並んでいて雨宿りができるところが近くの公園しかないと判断し、必死で3分走った先にある公園のトイレに駆け込みました。そこで高解像度レーダーを見ると、時すでに遅し!真っ赤な雨雲レーダーと灰色の雷レーダーが私の上空を彩っていました。そして、ようやく開くことができた電子機器が詰まった鞄の中から折り畳み傘を開き、着衣水泳をした後のような装いで家に帰りました。

高解像度レーダーを見ていた時にもっとくまなく現在地周辺の雨雲を確認したり、買い物が終わった時に一度確認していれば、華麗に回避できたのになぁととても後悔しました。まさに油断大敵。皆様もお気を付けくださいませ。


執筆者:スケール