天なびコラム

第6476話

2018年07月21日

はるか上空の高気圧

口にしない方が心理的に良いなどと言われつつも「暑い!」と漏らしたくなる日が続いていますね。
徐々に真夏に向かうのであればまだ良いものの、急に季節が進んだような状況に体がついていけてないとも感じます。

このように長く続く夏の暑さを説明する際、上空の天気図にも目を向けることがあります。
冬に雪の目安などで時々耳にする5000mをはるかに超え、10000mくらい上空まで日本付近に高気圧がある状態が続いています。
高気圧の上にさらに高気圧が居座っている、といえばイメージできますでしょうか。

こうなると大気の状態が非常に安定し、晴天と高温が続きやすくなります。
広い範囲での大気の流れが関係しており、1か月程度持続することも考えられます。

特徴として「夕立が比較的起こりにくくなる」ということが挙げられますが、あくまで一般論であると付け加えておきます。
この1週間くらいは全国的に見ると確かに少ない印象ですが、それでも連日どこかしらの地域で発生しています。
天気予報と空模様への注意はお忘れなくお過ごし下さい。



執筆者:えのきー