天なびコラム

第7284話

2020年10月06日

たい焼き

朝晩は肌寒く感じるようになり、温かいものがおいしい季節になってきました。
近くのたい焼き屋さんからは前を通るたびにいい匂いがして、つい立ち止まってしまいます。
中のあんも、かぼちゃやさつまいもと秋仕様になっています。定番のものも良いですが、限定という文字をみると釣られてしまいます。

ところで、たい焼きには「養殖モノ」と「天然モノ」の2種類があることをご存知ですか?
その違いは焼き方にあり、ズラっと焼き型が並んだ鉄板で一度に6匹〜10匹以上を焼くことができる量産タイプのたい焼きのことを「養殖モノ」、一匹ずつ昔ながらの手法で焼かれるたい焼きのことを、一本釣りの天然鯛になぞらえて「天然モノ」といわれています。
焼き上がりは、養殖モノでは皮が分厚くモチモチ食感に、天然モノでは薄皮サクサクで尻尾まであんたっぷりにできるという違った良さが出ます。
それぞれ好みがありますので、たい焼き屋さんに行かれる際には、お店の焼き方をチェックしてみてはいかがでしょうか。

余談ですが、たい焼きを食べるときに決まって議論になるのが「頭から食べるか尻尾から食べるか」。
私は容赦なく頭からかぶりつく派です。皆さんはどちら派でしょうか?


執筆者:まる