天なびコラム

第2837話

2008年08月03日

風鈴

8月に入りました。真夏らしい暑い日が続きます。
さて、夏の風物詩と言えば「風鈴」があります。風の強さによって音色が変わるので、機械的な音と違って耳障りになることがなく飽きません。いわゆる「癒し」の効果があるわけです。また鈴はガラスや鉄でできているため視覚的にも冷たさを感じます。そして「リーン」といった音も冷たく感じ、この音に字を当てるとするなら冷たさを表す「凛」が浮かびます。夏の風は物理的には蒸し暑いのですが、人が感じる温度は精神的な面でも大きく左右されます。
今では窓を閉め切って冷房に頼ることが多くなってしまいましたが、たまには窓を開け、風鈴の音色で精神的な涼を味わうのもおススメ。まさに夏の「風流」を感じることができますよ!

執筆者:西