天なびコラム

第7197話

2020年07月11日

命を守るために

各地で河川の氾濫や土砂災害被害が起こっています。
昨年は台風の影響で河川の氾濫がありましたが、毎年のように氾濫により亡くなった方、自宅を失った方がいらっしゃることを思うと胸が痛みます。
3年前の九州北部豪雨の被災地も豪雨に見舞われており、過去の被災を教訓に早めの避難をする様子をニュースで見かけました。
過去に被災した地域では、幸いにも被災しなかった近隣地域の方よりも避難者が多い傾向にあるようです。
また災害が起こってから次の災害を防ぐまでに治水対策を行おうにも時間を要するので、とにかく避難するしかない、といった現状があるのかもしれません。
西日本豪雨では私の地元が被災しましたが、河川の堤防工事は着工までにあと2年はかかるようで、それまでに再度氾濫しないかとても心配です。

そして毎年、逃げ遅れで亡くなる方がいらっしゃいます。
内閣府発表の「避難勧告等に関するガイドライン」では、住民は「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるという方針が示されています。
まだまだ雨は続く予報となっていますし、これから台風の季節がやってきます。
命を守れるよう、天なびの防災情報のチェックや避難方法(避難所に行ったほうが良いのか、自宅のほうが安全なのかなど)の確認を是非お願いします。


執筆者:いろごはん