天なびコラム

第7875話

2022年05月20日

水害の歴史

ゴールデンウィークの終盤、琵琶湖の西側を電車で通り、窓からその広大な湖をぼーっと眺めておりました。いつも見るたびに「海だ〜」なんて思ってしまうものでございます。

そんな広大な琵琶湖はもし溢れるほどの大雨が降ったらどうなってしまうのだろうとふと思ってしまったのですが、実際に1896年9月に前線の停滞による大雨で水位は+3.76mの過去最高水位を記録し、周辺が大洪水となったことがあるそうですね。彦根で日降水量596.7mmを記録し、浸水が237日も続いたのだそうです。

私は小・中・高校生の頃に学校行事で計3回くらい琵琶湖博物館を訪れたと思うのですが、大人になった今、お恥ずかしながらその災害の歴史が頭の中に残っておりませんでした。おそらく子供の頃は滋賀県外に住んでいるからと他人事のように思っていたのでしょう。ただ大人になると、責任感や危機感を自覚するようになったためか、また博物館を訪れて改めてちゃんと歴史を勉強したいなと思ったのでございました。


執筆者:スケール