天なびコラム

第6832話

2019年07月12日

記者会見

先日、生まれて初めての記者会見を経験しました。
・・・と、知人に話したところ「えっ?謝罪会見?」と真顔で心配されてしまったのですが、そうではありません。10日にリリースした「大雨災害危険度メール」について説明させていただいたのです。

この大雨災害危険度は、豪雨災害時の自主的な避難を促すため、気象庁が新たに配信を始めた情報です。住民の方に広く届けてほしいという気象庁の呼びかけに応え、無料でメールを配信するようにしたところ、記者会見の場を設けていただけたというわけです。会見では私たちを含めて5つの会社がそれぞれの取り組みを紹介しました。

会見に集まったのは「気象庁記者クラブ」の方々です。私は記者の方にお会いすること自体が初めてでした。これまでは違う世界の住人のように思っていましたが、お会いしてみると拍子抜けするほど「普通に知的なビジネスマン」でした。みなさま顔なじみでいらっしゃるのか、会見前は談笑するなど和やかな雰囲気で、会見が始まった途端に一心不乱にメモを(カタカタとパソコンで)取られている姿が印象的でした。

そうして無事に会見は終わりましたが、いつどこで、どのようなコメント付きで報道されるか、もとい、報道いただけるか分からないのはなかなか怖いものです。お化け屋敷に足を踏み入れた時のような、全身に緊張感を張り巡らせた心持ちで過ごしております。ともあれ、このメールを使っていただき、少しでも多くの方の避難のお役に立つことができればと願うばかりです。


執筆者:ヒョウタン