天なびコラム

第8422話

2023年11月18日

卓球と天気

今週になって急に寒くなってきた気がします。
先週はむしろ暑い日があったぐらいですが、今週はついにコートを引っ張り出してきました。
寒さと共に空気も乾燥してきましたが、卓球をやっている私からすると「やっと湿気から解放された…」という気分になります。
静電気や乾燥肌、ドライアイなど乾燥には弱いタイプなのですが、卓球だけはやりやすい環境になります。
どのスポーツも天気の影響は受けると思いますが、卓球も屋内スポーツにしてはかなり影響を受けやすい方だと思います。
一番気になるのは湿度で、湿気があるとラバー(ラケットに貼ってある赤と黒のゴム製のシート)が滑りやすくなってしまいます。
回転が命の卓球としては影響が大きく、汗でラバーやボールが濡れてしまうと何も出来なくなってしまいます。
また、気温の影響も受けやすく、気温が低いとラバーが硬くなってしまい、弾力が無くなるためスピードが出にくくなってしまいます。
ボールが軽く風の影響も受けるため、小さい会場では窓を開けたり空調を入れるのにも注意が必要で、いつも暑さや寒さに耐えながら練習しています。
さらに、天気だけではなく会場の広さによって打球感が変わったり、卓球台やボールのメーカーによって弾み方が変わったりと、考えることがいっぱいあります。
これらを頭に入れておきながら、相手が打球してから自分のコートに来るまで約0.2秒、1回のラリーが約数秒と一瞬で判断していかなければいけません。
学生時代はここまで考えていませんでしたが、大人になってからやるとまた違う競技に見えてきます。
最近は卓球も競技人口が増え、動画サイトでもよく試合動画が流れているので、興味があったら細かい部分も見てみると楽しいですよ!


執筆者:だりあん