知らないと愛犬がキケン!?
お散歩はリスクがいっぱい
〜拾い食い〜
拾い食いで思わぬ事故に
犬は人のように「地面に落ちているものは汚い」「食べると体調を壊してしまう」などという意識はありません。犬には本能的に目の前のものを直接口の中に入れて確かめたいという好奇心があるので、拾い食いは自然な行動です。
しかし、道端に落ちているものは犬にとって有害な場合があり、口にしてしまうと最悪のケースに至ることもあるのです。特にお散歩中は拾い食いのリスクが高まります。
拾い食いをするとどうなるの?
道端にはタバコやガラス・プラスチック・ビニールなど様々なものが落ちていることがあります。それらを食べてしまうと消化されずに器官が塞がり呼吸困難になったり、内臓を傷つけ破傷や破裂してしまう危険性があります。また、焼き鳥などの串や楊枝は先がとがっているため、食べてしまうと臓器に穴が開いてしまう場合があります。
他の動物の糞や死骸を食べてしまうと、寄生虫を取り込んだり感染症にかかったりするおそれもあり、最悪の場合は命を落とす可能性があります。
拾い食いしてしまった場合の対処法
拾い食いはもともと犬にとって特別なことではなく自然な行動です。拾い食いしたからといって頭ごなしに叱りつけることは信頼関係に悪影響を及ぼすためやめましょう。また、無理やり口の中のものをとることも、愛犬が急いで飲み込んでしまうおそれがあり危険です。
早い段階で拾い食いに気づいたら、おやつやおもちゃで気を持たせて交換しましょう。
拾い食いしたものを飲み込んだ後に無理に吐かせることは、喉に嘔吐物がつまったり肺炎になったり食道や気道を傷つけてしまう可能性があるためやめてください。早急にかかりつけの動物病院に相談しましょう。
拾い食いをさせないために
- ・リーダーウォーク(犬が飼い主さんの横に並び、歩調を合わせながらリードがゆるんだ状態で散歩を進める状態のこと)
- ・食べ物の袋や容器が散乱している繁華街やゴミ捨て場、コンビニの周辺などは避けて散歩コースを選ぶ
- ・リードを短く持つ
- ・拾い食いが予想できる場合は名前を呼んだりおもちゃやおやつで飼い主さんの方に気を向かせる
拾い食いをしないためのしつけで直したり、「犬用口輪」などのグッズを活用するのも手です。
夏場のお散歩計画に困っていませんか?
愛犬の熱中症や肉球火傷の回避に役立つ
犬のおさんぽ予報
犬のおさんぽ予報とは?
犬のおさんぽ予報では、地面がアスファルト舗装だった場合の路面温度を気象条件から予測し、路面温度予測値と指数を掲載しています。 天気予報と合わせて最大3日先までわかるので、事前にチェックすることでお散歩に最適な時間を計画できます!
指数の凡例
中止 |
ワンちゃんを守るためにもおさんぽは中止しよう。火傷や熱中症で命の危険。 |
---|---|
危険 |
43℃以上で肉球火傷の危険性大!この時間のおさんぽは避けよう。 |
警戒 |
肉球火傷のリスクあり。念のため路面を手の甲で5秒タッチして安全確認! |
快適 |
快適におさんぽできそう♪ |
ひんやり |
ひんやりしていて少し冷たいかも。 |
指数は、「ひんやり」「快適」「警戒」「危険」「中止」の5段階。ワンちゃんのアイコンでわかりやすく掲載。
わかりやすいグラフも
1時間ごとにグラフでも確認できるので、「今から散歩に行こうと思っていたけれど、路面温度が高くなりそうだから中止しよう」「涼しそうなこの時間帯に散歩に行こう」など、お散歩の予定が立てやすくなります。