知らないと愛犬がキケン!?
お散歩はリスクがいっぱい
〜雷・暴風〜
雷・暴風とストレス
大きな雷や暴風の音は人間にとっても怖いものですが、犬は人よりも聴覚がとても優れており音に対して敏感であるため、一層強く恐怖を感じます。また、犬は警戒心が強い生き物で、生まれながらに身を守るための防衛本能を持っており、雷や暴風から身を守ろうとするために反応を示すことがあります。中には体調を崩すなど「雷恐怖症」と呼ばれる異常な恐怖反応を引き起こす犬もいるほどです。
雷などを怖がっているときの反応
- ・震える
- ・落ち着きがない
- ・飼い主の声に反応しない
- ・鼻鳴き
- ・呼吸が早い
- ・目を見開く
- ・その場から逃げようとする など
不安を感じやすかったり音・気圧の変化に敏感な犬は、雷が苦手になる確率が高いと言われています。研究結果では、雷におびえる犬は雷の音に反応してストレスホルモンが倍増することがわかっています。
また、去勢済みのオス犬やメス犬は恐怖心が強い傾向にあり、高齢になればなるほど大きな音を恐れるようになると言われています。愛犬が条件に当てはまる場合は、日ごろから注意してあげましょう。
雷などでパニックを起こすとどうなる?
犬の年齢や病気、パニック状態の程度によっては噛みつきや自傷行動などを起こし、命に関わる可能性もあります。不安感から過剰な心臓発作や熱疲労(暑さによりパンティングが起こり、体の塩分と水分が一気に失われた状態で、血圧低下、うずくまり、失神を含む様々なショック症状が生じること)などが引き起こされることもあり、すぐに病院で手当てをしないと重篤な状態になる場合もあります。 また、心臓病や呼吸器疾患などで普段から激しい運動を控えるように言われている犬が、過度なストレスにより心拍数が上がり呼吸が乱れ、最悪の事態となる可能性もないとは言い切れません。
雷や暴風によりパニックを起こしている犬は、恐怖から逃れようと逃走するなど、普段ではありえないような行動をとってしまうことも。脱走して迷子になり、ケガや事故死などといったトラブルに巻き込まれないようにしてあげましょう。
不安行動が現れた時にとるべき行動は?
飼い主さんが雷によって動揺することが愛犬をパニックにさせることもあるため、平常心でいることが大切です。 安心させようと過剰なスキンシップは愛犬が違和感を持ち、かえって不安にさせてしまうこともあるので、雷が鳴り出し犬が不安行動をし始めても、なだめたり抱っこしたりせず、普段通り振る舞いましょう。
雷雨や暴風を回避するには?
天気の変わりやすい時期は、お散歩中に突然の雷雨に見舞われることも珍しくありません。お散歩の前には天気予報やレーダーで雨雲や雷雲の動きを事前にチェックするようにしましょう。
大きな音を怖がるワンちゃんに!
突然の雷雨・竜巻対策
高解像度レーダー
高解像度レーダーとは?
高解像度レーダーでは、雨雲だけでなく雷や竜巻の予想がマップで確認できます。 1つの画面で切り替えられるので、お散歩前にさっとチェックでき便利です。 雨雲の予想は6時間先、雷・竜巻の予想は1時間先までわかるので、お散歩の出発時間やコースを決めるのに役立ちます。
こちらも
オススメ!
夏は高温アスファルトに注意!
肉球火傷・熱中症の対策を
犬のおさんぽ予報
犬のおさんぽ予報とは?
犬のおさんぽ予報では、地面がアスファルト舗装だった場合の路面温度を気象条件から予測し、路面温度予測値と指数を掲載しています。 天気予報と合わせて最大3日先までわかるので、事前にチェックすることでお散歩に最適な時間を計画できます!
指数の凡例
中止 |
ワンちゃんを守るためにもおさんぽは中止しよう。火傷や熱中症で命の危険。 |
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危険 |
43℃以上で肉球火傷の危険性大!この時間のおさんぽは避けよう。 |
警戒 |
肉球火傷のリスクあり。念のため路面を手の甲で5秒タッチして安全確認! |
快適 |
快適におさんぽできそう♪ |
ひんやり |
ひんやりしていて少し冷たいかも。 |
指数は、「ひんやり」「快適」「警戒」「危険」「中止」の5段階。ワンちゃんのアイコンでわかりやすく掲載。
わかりやすいグラフも
1時間ごとにグラフでも確認できるので、「今から散歩に行こうと思っていたけれど、路面温度が高くなりそうだから中止しよう」「涼しそうなこの時間帯に散歩に行こう」など、お散歩の予定が立てやすくなります。